第10回 食事介助ってどうやるの?
早いものでもう年末ですね(^^)
大掃除・忘年会など忙しい季節です!
特に忘年会などで不規則な食事が続く方、ぜひ
以前に紹介したレシピを試してみてください(^^♪
それでは前回の続きです!
食事介助のポイント
≪食事介助をする前に≫
①介助が必要な方の身体の状況を確認しましょう
・麻痺の有無
・座る姿勢が安定してとれているか
・しっかりと目が覚めているか
・体調はどうか(発熱してないか、吐き気がなさそうか)
②介助する方に対しての座る位置は適切ですか?
・介助する方、される方は同じ目線にする
同じ目線にすることで、スプーンの入れる角度に無理はないか、
ちゃんと噛めているか、ちゃんとのみこめているか、お口の中に残っていないか
などが確認できます。
・麻痺がある場合は麻痺がある側に座る
麻痺がある方に座り、顔を介助する人の方向に向かせることにより、
麻痺がある側に食べ物が流れにくくなります。
食べ物は麻痺が無い方のの口腔内にきちんと置き確認しましょう。
③介助される方の姿勢は適正ですか?
介助する対象者様の嚥下状態が不安、嚥下できるかよくわからない・・・
などで誤嚥(ごえん)の可能性がある場合
・まずは腰がずれないようにする(クッション等を入れる)
・ベッド角度を60度から始める⇒60~45度が一番誤嚥しにくい角度です
(身体の前部に気道、後部に食道があるため、嚥下が弱い場合は
90度の座位は誤嚥のリスクが高くなるのです)
・頭の位置を枕、クッション等を利用し整える⇒必ず頭部は前屈するように固定
(後屈は嚥下がしにくくなり、誤嚥のリスクが高くなります)
ちなみに誤嚥とは唾液や食物などが気管に入ってしまうことをいいます。
これらを全て確認するのは大変ですが、誤嚥のリスクを減らすことで
介助する方も楽になると思います。
長くなってしまうので、次回に続きます!
次回は年明けの予定です。
本年は当ブログにお越しくださってありがとうございました。
良いお年をお迎えください(#^.^#)